検察、大宇造船海洋の不正で南相兌前社長を緊急逮捕=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.28 13:17
大宇造船海洋の不正を捜査している検察腐敗犯罪特別捜査団は28日明け方、南相兌(ナム・サンテ)前大宇造船海洋社長(66)を緊急逮捕した。これに先立ち検察は南前社長を呼び、2006年から2012年までの在職期間中の横領と政官界ロビー疑惑などに対し深夜まで調査した。
8日に大宇造船海洋本社を家宅捜索してから19日ぶりに前最高経営責任者(CEO)を召喚調査したものだ。27日午前に特別捜査団があるソウル高等検察庁を訪れた南前社長は各種疑惑について尋ねる記者らの質問に「検察の調査に誠実に臨みたい」とだけ答えた。
南前社長は在職当時、大学同窓生(逮捕済み)が所有している物流会社に仕事を発注する代価としてこの会社の株式や配当などを受け100億ウォン台の不当な利益を得たという疑惑を受けている。また、2011年に大宇造船海洋が推進した船舶博物館事業で建築家のイ・チャンハ氏(60)に工事への特恵を与える代価として金品を受け取ったという疑惑も調査対象だ。