韓国の仁川万石埠頭に中国の五星紅旗あふれる理由は…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.14 13:48
13日午後、仁川市東区(インチョンシ・トング)の万石(マンソク)埠頭。工団密集地域を通り過ぎると、古い青緑色の木造船が埋め尽くすように並んでいる埠頭が目に映った。埠頭には漁船24隻がぎっしりと停泊していた。船の上には中国国旗の五星紅旗がたなびいており、ひと目で船舶が中国国籍だという事実を知ることができた。昨年から先月までに海洋警察が拿捕した中国漁船だ。重さ3トンの底引き網には違法操業の跡である貝殻がいっぱい積み重なっていた。拿捕当時、海洋警察に抵抗したためなのか操舵室のガラス窓が割れた船もあった。
漁船を管理するハンドン開発のシム・ジェイン代表(38)は「昨年までは多くて10隻ほどだったが、今年は中国漁師の違法操業がさらに強引だったのか拿捕された船舶数が倍に増えた」と話した。