韓国ゲーム、現地化で「金城鉄壁」の日本を攻略(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.23 14:07
日本だけでなく他地域でも徹底した現地化が成功の秘訣だった。中国では自国情緒がゲームに多く反映されるのを好むという点を積極的に攻略した。キャラクターの衣装を中国人が好む赤色と黄金色で整えたのは基本だ。
キム・チャンヒョンNCチーム長は「日本では女性キャラクターの適度な露出が必須だが、中国では禁物」と話した。中国政府の審議にかかる可能性が高く、ゲーマーも割と保守的だ。ネクソンは『アラド戦記』の中国バージョンで中国最大名節である春節連休用のアイテムを提供し、反響を得た。
北米でも現地化が通じた。カカオ子会社エンジンのオンラインMMORPG『黒い砂漠』はキャラクターの英語の発音・抑揚を英国式や中東式などに分けて録音した。現地ゲーマーの没入感を誘導するためだ。このゲームは3月に北米・欧州発売後これまでに有料加入者80万人を突破した。北米に最適化した販売方式である「B2P(Buy to Play)パッケージ」の導入もやはり功を奏した。製品購買後に追加費用なしでゲームを楽しめる合理的指向の北米ゲーマーが呼応した。