現代の電気自動車、2年後にはテスラと同級車を出す(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.26 09:24
ただ現代自動車グループの電気自動車開発を総括する李起相(イ・ギサン)環境技術センター長(専務)の考えは少し異なる。李センター長は「1回の充電でどれだけ走れるかは重要な部分ではあるがすべてではない。現存の電気自動車のうち1回の充電で走行距離が最も長い車は中国BYDの電気自動車『E6』で、300キロメートル以上走行可能だがだれも優秀な電気自動車とは言わない」と指摘した。
李センター長はまた、「電気自動車の本当の実力は一般車の燃費と類似の概念である電気自動車燃費(電費)。アイオニックEVは独自の認証基準では世界最高に挙げられるBMWの『i3』(電費32.8キロメートル/L)を凌駕する水準の電費を記録中」と自信を見せた。
電費は電気自動車が1回の充電で走れる総距離をガソリンやディーゼルなど油類1リットル当たり使用時の燃費で換算した概念だ。一部で指摘している通り現代・起亜自動車の電気自動車関連技術力が落ちるならアイオニックEVが世界最高水準の電費を出すのは不可能だろうという話だ。電気自動車の核心であるバッテリー事業進出に対しては慎重な立場だ。