ソウル地下鉄1~4号線区間の20%、大地震になれば「ガラガラ崩れる」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.04.25 15:55
日本とエクアドル…。太平洋を囲む「負の連鎖」で強震が相次ぎ発生している。地震被害に対する人々の関心も高まっている。ともに原子力発電所の安全性も新たに議論になっている。果たして韓国の地震への備えの実態はどうだろうか。
ソウル市によれば、ソウル市内には現在560カ所の耐震設計対象の道路施設がある。だが103カ所(18.4%)は地震に耐えうる補強作業がいまだに行われていない状態だ。橋梁・高架道路のような地上構造物362カ所のうち95カ所、地下道・トンネルなど地中構造物198カ所のうち8カ所が地震に対応していない。京釜(キョンブ)高速道路が良才川(ヤンジェチョン)を通過する良才川橋と江辺(カンビョン)北路と中浪川(チュンナンチョン)が出会う豆毛橋(トゥモギョ)など一部の橋梁は現在、耐震補強工事を行っているところだ。ソウル市の都市施設課の関係者は「規模が大きい施設でも主な路線上にある施設の補強工事を優先的に実施しており、漢江(ハンガン)を通る橋梁については耐震補強が完了した」と話した。