極限状況で目を引く日本の市民意識
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.19 08:03
熊本地震3日目の17日午後、熊本国府高校。熊本市の避難所の一つ、ここの運動場に住民が助けを求めるメッセージを作った。学生の椅子180個を利用してだ。「カミ、パン、SOS、水」。食べ物が配給されず、断水が続く中、救助隊と報道機関のヘリコプターに状況を知らせるためだった。このメッセージはニュースで伝えられ、この日夜、水とトイレットペーパー、コメが学校に届いた。住民は救護品を付近の避難所の住民と分け合った。
熊本県を襲った連鎖直下型地震の震源地周辺は孤立した。電気と水道水の供給が中断した。主要道路と橋も崩壊した。コンビニの商品はあっという間に品切れになった。インフラ被害で救護物資の配給が円滑に進まないところが少なくなかった。住民は安心して家に帰ることもできない。14日以降、約500回の地震が続いている。建物の揺れが大きいマグニチュード3.5以上の地震が165回にのぼった。住民が公共機関中心の避難所にあふれるしかなかった。