韓経:【社説】消えない為替レート操作議論、米国にしっかり説明しているのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.18 10:21
ジェイコブ・ルー米国財務長官が柳一鎬(ユ・イルホ)副首相に「韓国の為替レート政策を、関心を持って見ている」としながら「政策の透明性を高める必要がある」と強調したという。G20財務相会議の参加のため米国ワシントンDCを訪問した柳副首相が15日(現地時間)、ルー長官に会って韓国の為替レート政策を説明した席でのことだったという。恐らくは警告性の発言だ。米国の為替レート操作疑い国の発表が今週に予定されているだけに、米財務長官の一言ひと言が格別の意味を持つほかはない。
ルー長官は今回、日本に対しても「外国為替市場に介入するな」と釘を刺したという。円高が進んでいるが、それが外国為替の市場介入を正当化する根拠ではないと強調したのだ。このような発言は日本の麻生太郎財務相が市場介入を示唆し、クリスティーヌ・ラガルドIMF総裁がこのような日本を擁護した後に出てきた警告なので一層注目されている。世界的な為替レート操作競争に終止符を打とうとする米国の強い意志が読み取れる。