日帝強制占領時の強制徴用労働者宿舎に存廃議論=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.08 09:18
列社宅は、古い外観などで都心の荒れ地になりながら近隣住民たちは「すぐに撤去して開発すべきだ」と主張している。火災発生の危険性が高い上に、地域がスラム化して被害が大きいから撤去しようということだ。富平区は2018年までに45億ウォンをかけて三菱列社宅の住居環境を改善する「過疎地域事業」を推進している。人が暮らしている住宅はリフォームと一部の空き家などは撤去して、共同トイレやコインランドリー、共同作業長などにする事業だ。
学界の要人を中心に「列社宅の歴史性を保存すべきだ」という声もある。誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授研究チームは最近「三菱列社宅の前に案内板を立てる」と発表した。強制徴用の歴史を後世に伝えるべきだというのがソ教授側の主張だ。