米中首脳会談を控え…米中外務省が「THAAD舌戦」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.31 10:21
北京の外交消息筋は「中国の立場が非常に明確であるため、習主席が首脳会談でもTHAAD配備に反対する立場を提起すると予想される」と話した。一部では中国が強力な対北朝鮮制裁に参加する代わりに、米国がTHAAD配備を延期したり放棄する「ビッグディール」の可能性が提起されているが、外交関係者は実現の可能性が低いとみている。お互い性格が異なる問題であるため、議論テーブルに上がっても両首脳がこれを結びつけて議論する可能性は高くないということだ。中国がTHAAD配備を容認する可能性も極めて低いが、米国も「THAADは北朝鮮の核に対応するためであり、中国の安保利益を侵害しない範囲で配備できる」という従来の立場を変えるのは難しいということだ。
また習主席はオバマ米大統領との首脳会談で、中国が最近、北朝鮮の核問題解決法として主張する「並行交渉論」を正式に提起する可能性がある。習主席は「韓半島問題を最終的に解決するためには対話が必要だ」という中国の立場を繰り返し、非核化交渉と韓半島平和協定締結交渉を同時に進める並行交渉論を提起すると予想される。