中国閲兵式出席発表前に「韓米同盟」10回強調
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.28 08:15
26日午後2時30分、ソウル都染洞(ドリョムドン)の外交部庁舎。外交部の当局者が記者らに対し、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が30-31日に米アラスカ州アンカレッジで開かれる北極評議会の外相会議に出席し、ケリー米国務長官と会談することを伝えた。米国は北極評議会の議長国だ。
20分間ほどの説明が終わった後、「今日に限ってなぜこれほど韓米同盟の話をするのか。何か気にかかることでもあるのか」という冗談半分の質問があった。それもそのはずだ。当局者の口からは「韓米同盟」という言葉が10回も出てきた。「韓米同盟の土台強化のために…」「韓米同盟を基本に…」などだ。この当局者は「私がそのように話したのか。今回の北の挑発対応過程で韓米同盟の重要性が浮き彫りになってそうなったようだ。気にかかることは全くない」と答えて笑った。
気になることはなくても念頭に置くものはあったようだ。6時間41分後の午後9時11分、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は出入り記者団に対し、朴槿恵(パク・クネ)大統領が中国戦勝節(9月3日)閲兵式に出席すると伝えた。事前予告のない公示だった。外交消息筋は「韓米外相会談を先に発表することで、軍事行事性格の閲兵式に我々が出席することを歓迎しない米国に配慮したと見ればよい」と話した。青瓦台が「大統領の訪中日程発表」(8月20日)より「韓米首脳会談発表」(8月12日)を先にしたのと同じだ。