<韓国酒を生かそう>(下)「寿司には酒」グローバル化した日本…韓食に「爆弾酒」飲む韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.16 09:02
しかし当初の抱負に比べて惨憺たる結果だ。海外の韓国料理店は2014年基準で1万1953店にとどまっている。2012年(1万2142店)よりむしろ減った。政府の「韓国料理店海外分布現況」資料は信頼もできない。米国内の韓国料理店は2009年から2014年まで毎年1300店と同じだ。ドイツとフランスの韓国料理店も2011年から2014年までそれぞれ130店、99店のままだ。現況把握さえしていないということだ。100億ドルに拡大するという農食品の輸出も昨年61億ドルだった。
専門家は予想された失敗だと口をそろえる。当初から韓国料理を普及させようとしただけで、韓国の食文化を外国人に伝えることができなかったからだ。さらに食文化には酒が欠かせないが、韓国には海外に出せるほどの伝統酒もない。イェ・ジョンソク漢陽(ハンヤン)大経営学科教授は「何でも海外に進出する場合はそこの需要者を満足させるべきだが、韓食はそれができなかった」として「日本が酒と寿司を結びつけて日本だけの食文化、酒文化を輸出したのとは対照的だ」と指摘した。