【コラム】オバマは本当に韓国教育に片思いしていたのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.14 11:48
世界的な未来学者アルビン・トフラーは、韓国の教育について唯一評価が辛かった。教育現場の取材の真っ最中だった2007年に聞いた彼の話を、人類を襲った人工知能(AI)「アルファ碁現象」のおかげでこの頃さらに生々しく思い出す。要旨はこうだ。「韓国の学生たちは一日10時間以上を学校と塾で、未来に必要ない知識と存在することもない職業のために時間を浪費している。韓国の教育は、工場でシミュレーション作業をしているようで結果的には工場の人材を作る仕事に過ぎない」
当時は「キリ」で胸をさされたようだった。子供たちの夢や意欲を伸ばしてあげられない画一的な官治教育の患部をつかれたためだ。国家の未来は教育にかかっているとして、創意性を窒息させるタイヤキ(金太郎飴)教育をやり直すべきだという彼の処方に頭が下がる思いだった。