【中央時評】オバマ訪韓、「タダ」の昼食はない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.17 11:23
本当にすごい。米国大統領の海外歴訪の日程まで変えた韓国政府の外交力のことだ。先週、ジョン・ケリー国務長官の訪韓を控えて米国側は4月のオバマ大統領のアジア歴訪日程に韓国を含めたと公式に通知した。これまで「日本だけ訪問して戻ったらどうしよう」といらだつ気持ちで見守っていた青瓦台(チョンワデ、大統領府)と外交部当局者には恵みの雨のような朗報だっただろう。
日本には韓国政府が意地悪だろう。最低2泊3日の国賓日程を定めて「歴史論争にも日米同盟は健在だ」ということを内外に広く誇示しようとしていた安倍内閣としては狼狽したに違いない。岸田文雄外相が「チャーター機外交」までしてワシントンを攻略したというのに最終結論が「1泊2日の実務訪問」ならばかなり当惑したことであろう。伝統的に日米同盟が韓米同盟より一枚上だと信じていた日本だから、なおのことだ。オバマ大統領は就任以後、韓国を3回訪問したが日本は1度しか立ち寄らなかった。日本側がこのように尽力する理由もよく分かる。