6600億円で…「日本の自尊心」シャープ、台湾鴻海が飲み込んだ(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.26 10:41
業界はシャープの没落を「技術の落とし穴」で解説した。「元祖」という自信が、市場の状況を読む目を覆い隠してしまったということだ。日本のLCD会社が1つになったジャパンディスプレイ設立当時もシャープは技術を過信して我慢した。リビングのテレビ市場1位というタイトルに酔って経営陣が市況を読めなかったことから負けたという分析だ。
一時は世界のテレビ市場を掌握していたソニーがテレビ事業を分社化し、パナソニックはPDPテレビ事業をたたんだのに、シャープだけが危機的状況を認識できなかった。郭会長に対抗してシャープの救援に出たINCJが理事陣3人の解任を要求したのもこうした脈絡だった。