【時視各角】恐中症に捕らわれる大韓民国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.17 13:11
恐韓症は中国が韓国を恐れる時に使う言葉だ。しっかりとした中国サッカーが韓国と対戦さえすれば腕と脚が別々に動き力なく負ける病気。この病気は1日で生まれたのではない。1978年12月のバンコク・アジア大会での0対1が始まりだった。その後2010年まで国家代表同士が対戦するAマッチで中国は韓国と27回戦って27回すべて負けた。5000万人の韓国にかなわないとは。13億人の中国にはストレスだ。恐韓症という言葉には大韓民国国民なら無性に誇らしくなる満足感がある。
しかし満足感はサッカーだけだ。いまは逆に恐中症を心配するところだ。今月初めにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を騒がせたシャオミの体重計販売禁止の例がまさにそうだ。シャオミの体重計は安く便利で韓国の消費者の人気を独占した。昨年販売から2時間で8万台が売り切れた。リストバンド、バッテリーとともにシャオミブームを呼んだ三銃士だ。ところが8月に突然産業通商資源部傘下の国家技術標準院が販売禁止処分を下した。3カ月間の猶予を経て先月からはどこにも売っていない。技術標準院側は「要望が多かった。法に基づいてしただけ」と話した。法定度量衡であるキログラムの他に斤やポンドでの表示が可能という理由だった。計量に関する法律第6条は「非法定単位で表示された計器や商品は製造・輸入できない」とされている。