【社説】男性育児休職を果敢に増やし少子化を乗り越えよう=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.02.21 12:56
韓国は10カ月後には前代未聞のトンネルに入り込む。2017年には15歳未満の幼少年人口より65歳以上の高齢者が多くなる。これに対し15~64歳の働く人口は減り始める。1980年には幼少年人口が高齢者の13倍に達した。出生率下落とともに幅が狭まり、来年には逆転して2060年には高齢者が幼少年より3倍ほど多くなる。「高齢者国家」が目前に近づいた。定年退職年齢である60歳以上の人口はすでに2011年に幼少年人口を追い越した。
これまで手をこまねいていたのではない。この10年間に80兆ウォンを注ぎ込んだが出生率はわずかな上昇にとどまった。その上毎年新生児は減っている。分母となる妊娠可能な女性人口が減ったことで出生率が上がる統計的錯視現象だ。成長率が3%を下回る理由は人口変化と決して関係なくはないだろう。