韓経:【社説】韓国の対中外交、今度は反対方向にスイングするのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.15 14:19
黄教安(ファン・ギョアン)首相が来月22~25日に中国海南省で開かれる博鰲(ボアオ)アジアフォーラムに不参加することにしたという便りが伝えられている。博鰲フォーラムは中国が2002年から毎年各国の首脳級や企業家ら2000人余りを招いて「アジア版ダボスフォーラム」に育てる行事だ。2014年には当時の鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相が開幕式の基調演説も行った。今年も中国政府の公式招待が来たが、黄首相は不参加の方向に傾いたという。柳一鎬(ユ・イルホ)副首相やほかの長官を送るのか、最初から参加しないのかも未定だ。
もちろん博鰲フォーラムに首相が必ずしも行かなければいけないわけではない。毎年参加したわけでもなかった。だが首相不参加が対北朝鮮制裁に中途半端な中国への不満を示すという次元ならば話が違う。外交をこのような冷や水と温水を行き来する論理で解くことはできない。青瓦台(チョンワデ、大統領府)周辺では、これまで「中国傾斜」という批判を聞きながらも中国に努めてきた朴槿恵(パク・クネ)大統領が最近、中国の非協調的な態度にかなり立腹したという話も出てくる。先月6日、北朝鮮の4次核実験から1カ月が過ぎてから両国首脳の電話会談が行われ、その過程で中国側の外交的な欠礼まであったというからそういう話も出るのだろう。