【コラム】未来に韓国は何を輸出するのだろうか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.15 09:45
韓国の輸出が1月に18.5%も減った。記録的な急落だった。韓国人は経済発展を輸出で測る習慣があるため集団的に背筋が寒くなるのを感じた。輸出の減少は深刻な挑戦だ。だが反転のための、さらに多くの投資が果たして解決策なのだろうか。根本的な戦略の修正が必要なのではないだろうか。
幾何級数的な技術の発展によって世の中は急速に変化している。最近、私は国会で開催された「大韓民国の未来」セミナーにパネリストとして参加した。国際未来学会のイ・ナムシク会長の次のような発言を聞くことができた。「世界最大のタクシー会社ウーバー(Uber)にはタクシーがない。世界最高のメディア源泉であるフェイスブックは何のコンテンツも作らない。最強の小売り業者であるアリババには物品在庫がない」。
情報が主導する経済のパラドックスに対するこの発言を、私は輸出急落ニュースとつなげた。こんな気がした。韓国は未来に製品を全く輸出せずに世界最大の貿易国になることができないだろうか。