10.9%急減…悲鳴上げる韓国の輸出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.02 09:52
先月の韓国の輸出が5年9カ月来となる最大の下げ幅を記録した。産業通商資源部が1日に明らかにしたところによると、5月の輸出は423億9000万ドルで前年同月より10.9%減った。減少率で見ると2009年8月の20.9%以降で最大だ。輸入は1年前より15.3%減の360億7000万ドルだった。これにより貿易収支黒字は63億2000万ドルを記録した。2012年2月から40カ月連続で黒字を記録しているが、輸出より輸入の減少幅が大きい不況型黒字だ。
産業通商資源部は、「先月の輸出不振は原油価格下落により輸出品目の単価が下がる状況で釈迦誕生日の祝日により操業日数まで1日減ったため」と説明した。だが、輸出単価の下落だけで最近の輸出不振がすべて説明できるのではない。先月の輸出は物量基準でも1年前より3.1%減少した。今年に入って物量基準で輸出が減少したのは2月の1.0%減と4月の0.9%減に続き3回目だ。輸出物量自体が減るということはそれだけ韓国企業の輸出競争力が落ちたという話だ。