3重苦に直面した韓国経済…KOSPI、3年9カ月ぶりの最大落ち幅(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.12 10:52
政府の動きも緊迫している。連休期間に関係機関と会議を開いてあらかじめ市場の沈静化に出た企画財政部はこの日から毎日、市場状況の点検会議を開くことにした。ただし外圧の激しさに比べて、ひとまず国内市場は善戦しているものとみている。
特に北朝鮮リスクの衝撃は、過去の事例のように短期に終わる可能性が高いと予想している。韓国の国債の不渡りリスクを反映する信用不渡りスワップ(CDS)プレミアムは5日、70bp(100bp=1%)から9日、76bp(ベースポイント)に上がって10日は74bpに多少落ちた。
だが個別の悪材料が相互作用を起こして作り出す「複合リスク」が変数だ。企画財政部の関係者は「国際社会の制裁と追加挑発が不安を高める可能性がある上に、中国経済の不安、原油価格の下落などほかのリスク要因とかみ合えば市場の変動性が一層大きくなる憂慮もある」と警戒した。