【コラム】米国ベンチャーが「車庫」で始まった理由(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.02 16:54
「理工系ルネサンス」の扉が開かれた。主要大企業新入社員の10人のうち8人は理工系専攻者で、100大企業の最高経営責任者(CEO)の半分以上が理工系出身という。深刻な就職難の中、理工系が好まれる傾向は教育版図までも変えた。伝統的に文系をを好んでいた女子学生までが理工系を志願するケースが増えているという。
実際、理工系人気は韓国経済の未来のために喜ばしいことだ。理工系出身は企業活動のうち研究開発(R&D)、生産などを担当する一方、文系出身は主に流通・マーケティングなど販売活動を担当する。販売ももちろん重要だが、製品の本質的な競争力はR&D部門から生まれる。革新製品で市場を先に獲得したトップ企業だけが生き残るグローバル無限競争時代だ。最近ハンミ薬品が成し遂げた8兆ウォン(約8000億円)規模の新薬技術輸出は、国内製薬業界の版図を揺るがしたR&Dの代表的な成功事例といえる。