【社説】台湾総統選挙による両岸関係の変化に注目する=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.18 14:54
「悲しくてもあきらめないでおこう。我々はまた戻ってくる」。4年前の台湾総統選挙で敗れた直後、蔡英文・民進党候補が支持者に向かって叫んだ言葉だ。その彼女が約束を守るように16日に行われた台湾総統選挙で圧勝し、台湾史上初の女性指導者となった。
蔡英文は「台湾の娘」と呼ばれる。台湾の誇らしい女性という意味があるが、台湾の独立を党の綱領とする民進党出身という点で台湾のアイデンティティーを強調する意味もある。我々が今回の台湾総統選挙の結果に注目する理由だ。台湾の指導者選出は台湾の国内問題にとどまらない。中国との微妙な両岸問題になったり、米中間の最も敏感なイシューとして米中関係にも多大な影響を及ぼす。