16歳のアイドルが振った台湾国旗、両岸を揺るがす
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.18 08:53
「ツウィ事態」が16日に終わった台湾総統選挙と重なり、中国と台湾で大きな波紋を起こしている。
JYPエンターテインメント所属のガールズグループ「TWICE(トゥワイス)」のメンバーの台湾系ツウィ(本名・周子瑜)が昨年11月に公開されたMBC(文化放送)芸能番組「マイ・リトル・テレビジョン」の事前インターネット放送で台湾の国旗を振ったことが伝えられ、外交問題に飛び火した。台湾を独立国と認めない中国のネットユーザーが「ツウィが台湾独立を支持する」としてJYP活動ボイコットを行った中、JYP側からパク・ジニョン代表に続いてツウィも謝罪したが、非難は続いて両岸(中国・台湾)の感情争いに広がった。
最大野党・民進党の蔡英文(ツァイインウェン)主席は16日夜、台湾総統当選の確定を発表した直後、「韓国で活動する16歳の台湾の芸能人が中華民国の国旗が入った画面のために抑圧を受けた。この事件は台湾人民の公憤を呼び起こした」と述べた。蔡氏は「この事件は私に、国家を強くして一致団結させるのが次期中華民国総統として最も重要な責務だということを永遠に悟らせる」と述べた。続いて「台湾の国家アイデンティティーと国際社会での空間は必ず尊重されなければいけない。いかなる抑圧も両岸関係の安定を破壊することになるだろう」と強調した。