<朴大統領新年会見>「THAAD配備を検討」…中国に圧力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.14 08:03
朴槿恵(パク・クネ)大統領が「高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の検討」を語った。13日の国民向け談話発表の後に行った記者会見でだ。朴大統領は北朝鮮の4回目の核実験に対する政府の対応一つとしてTHAADを検討するのかという質問に対し、「在韓米軍のTHAAD配備問題は北の核またはミサイル脅威を勘案し、我々の安保と国益に基づいて検討していく」と述べた。質問に答える形式だったが、朴大統領が「検討」という表現を使ったのは初めて。特に鄭然国(チョン・ヨングク)青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官が朴大統領の返答が終わっていない間に質問を次の順序に移ろうとすると、これを制止してTHAADの話をした。昨年6月の訪米前にワシントンポストのインタビューで、「我々の安保の利益に合うかを含め、さまざまな要素を考慮する」と述べたが、これより大きく踏み込んだ。
中国政府はTHAAD配備論にアレルギー反応を見せてきた。このため朴大統領の発言は意外だ。青瓦台の関係者は「会見の準備過程で事前に調整された内容」とし「中国が対北制裁に積極的に加わるべきだというメッセージ」と説明した。対北朝鮮制裁に消極的な中国に対する圧力ということだ。