【コラム】韓国も宇宙に行かなければならない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.30 09:00
21日に米国の民間宇宙ロケット開発会社のスペースXは衛星を搭載したロケットを打ち上げた後、推進ロケットを地上に着陸させるのに成功した。1カ月前にはブルーオリジンという会社がロケットを100キロメートルまで打ち上げた後に推進ロケットを回収した。こうした外信に接して感じたのは、驚きよりもいぶかしさだ。どうして民間企業がこうした最先端宇宙航空技術を保有しているのかという。資料をあさってみたら疑問は簡単に解けた。米航空宇宙局(NASA)は2006年に商業用軌道運送サービス(COTS)プロジェクトを発表した。民間が作ったロケットで貨物と乗務員を宇宙ステーションまで運ぶという計画だ。NASAが関連技術を提供し、大学と各種研究所の膨大な人材プールが活用された。これを契機に米国の民間宇宙航空技術は飛躍的に発展した。
このようなやり形であれば韓国が宇宙航空産業に参入するのは無理だ。格差があまりに大きい。だが韓国も米国が宇宙に行くのに匹敵するほどのことを行わなければならない。韓国が得意な分野ならばなお良い。