【時論】韓中海洋境界の法的・政治的含意(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.25 10:40
22日に第1回韓中海洋境界会議がソウルで開かれた。両国は1997年から14回も海洋境界を含む関連懸案を議論した。しかし海洋境界に関しては進展がなかった。境界画定の出発ライン、原則、考慮事項をめぐる立場があまりにも違ったからだ。両国首脳の2014年の合意で本格的な交渉が始まったが、事情は変わりそうでない。
韓国は中間線原則と関連事情を適用して合意すべきという立場だ。中国は陸地(大陸棚)の延長を強調した衡平の原則を適用し、海岸線の長さ、人口、漁業などを考慮しなければいけないと主張する。中国は西海(ソヘ、黄海)の海底地形を考慮し、中間線より韓国側に近接した境界線を採択すべきという立場だ。400海里以内の海洋境界はほとんど中間線になったという国際判例と国際的慣行を韓国が説明しても中国は聞かない。距離概念に立脚した排他的経済水域は海底地形や陸地の延長と関係がないという海洋法の基本にも中国は背を向ける。