【論争】『帝国の慰安婦』著者起訴…学問を口実にした暴力はいけない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.16 11:37
<論争の焦点>検察が先月、朴裕河(パク・ユハ)世宗(セジョン)大学教授の著作『帝国の慰安婦』を名誉毀損で起訴した後、国内知識人だけでなく米国や日本の知識人までが出てきて歴史的事実関係をめぐる論争から学問の自由を侵害しかねないという憂慮まで熱い論争につながっている。『帝国の慰安婦』をめぐる賛否両論を聞いてみる。
検察は朴裕河・世宗大学教授の『帝国の慰安婦』の内容が「虚偽事実の指摘、名誉毀損」に該当するとして朴教授を在宅起訴した。これに対し日本や米国の知識人54人は「学問と表現の自由に対する侵害」と非難した。彼らは『帝国の慰安婦』は虚偽事実を指摘していないし、むしろ元慰安婦女性の悲しみの深さを韓国国民と日本の読者らによく伝えていると主張した。