【グローバルウォッチ】中国の戦略の変化と韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.30 11:25
朴槿恵(パク・クネ)大統領が成し遂げた、おそらく最も重要な外交業績は韓中関係の強化だ。韓国とは対照的に、アジア・太平洋地域の米国と他の国々は2010年以降、対中国関係が悪化の一途をたどっている。中国の戦略地形がさらに悪い方向に変わっているためだ。小さな部分でも中国の国際政治接近法が変わっているのが感知される。変化を戻すには韓国はどんな役割をするべきだろうか。
以前、中国は自ら国際体制に平和的に浮上するという「和平崛起(peaceful rise)を標ぼうし、周辺国を安心させた。2010年を前後にアジア太平洋地域に警告音が聞こえ始めた。関連国が見るに、韓国哨戒艦「天安」沈没と延坪島(ヨンピョンド)砲撃に対する中国の態度は非常に公平だった。当時、中国が平壌(ピョンヤン)に不満を抱いているという噂が広がるほどだった。しかし核問題に対しては進展がない中、朝中経済関係はむしろ深まっていった。