<プレミア12>侍マネーより強かった、金寅植監督の「ヒューマンボール」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.27 10:55
「なら、どうするのか。向こうの都合もあるというのに」。
野球国家対抗戦「プレミア12」で韓国代表を優勝に導いた金寅植(キム・インシク)監督(68)は今、人々の中に埋もれている。22日に帰国すると、食事をごちそうしたいという人たちが列をなした。毎日夜遅くまで約束が入っている。人の要請を断れない性格だからだ。そのために金監督がよく使う言葉がある。「なら、どうするのか」だ。金寅植監督は仕事がこじれても他人のせいにしない。じわじわと解決していくリーダーが金寅植だ。自分の都合が悪くても相手の立場を先に考える。彼の野球をヒューマンボール(human ball=人の心を動かしてチームを一つにする野球)と呼ぶ理由だ。