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朴大統領、米国に利上げ自制を要求

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.17 09:20
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主要20カ国(G20)首脳会議に参加するためトルコを訪問している朴槿恵(パク・クネ)大統領は16日、「テロリズムは新たな様相に進化を続け、国境を超え多くの人の生活と基本価値を脅かすだけでなく、世界の平和と安全を阻害する国際社会のがんのような存在になった」と述べた。朴大統領はトルコ南部アンタルヤで開かれたG20首脳会議の夕食会で「イスラム国(IS)に代表される暴力的極端主義勢力の跋扈と外国人テロ戦闘員、インターネットを通じた極端主義メッセージの拡散などからこれ以上だれも安全地帯にいることはできない」としてこのように強調した。この日の夕食会は「テロリズムと難民危機」をテーマに開かれた。

朴大統領はこれに先立ち開かれたG20首脳会議第1セッションで、「北朝鮮が核を放棄し開放と協力の道に出てくるならば国際社会と力を集め毎年630億ドルの需要が予想される北東アジア地域のインフラ投資を支援する計画」と話した。朴大統領は「北東アジア開発銀行を設立し、アジア開発銀行(ADB)、アジアインフラ投資銀行(AIIB)とともに協力するのも良い案だ」と付け加えた。

 
朴大統領は続く首脳会議第2セッションでは、「先進国がそれぞれ異なる方向の通貨政策を展開し国際金融市場の変動性が大きくなっている。先進国の通貨政策の正常化は世界経済に及ぼす影響まで考慮し慎重で緩やかに調整されなければならない」と話した。そして「グローバル金融市場の不安に備え通貨スワップの拡大や地域金融セーフティネットのような、より丈夫で信頼できるグローバル金融セーフティネットが必要だ」と強調した。朴大統領の発言は年内の金利引き上げが観測されている米国に対し金利引き上げ自制を要求したものと朴大統領に随行した韓国政府関係者らは伝えた。

崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政部長官はこの日現地での会見で、「今年G20は成長戦略の忠実な履行に向けた各国の履行成果を点検評価し、その結果韓国が20カ国の会員国のうち2位を占めた。昨年成長効果面で1位を記録したのに続き、履行点検評価でも2位となり最上位模範国というイメージを強固にした」と話した。崔副首相は「だが規制緩和など一部課題の場合、関連法改正遅延などの理由でやや残念な評価を受けた。率直にこれさえうまくいけば軽く1位になれたという残念な点があった」と指摘した。そして「国会に係留中である構造調整関連法の早急な通過に向けた努力が要求される」とした。

◇朴大統領、安倍首相と短い歓談=朴大統領と日本の安倍晋三首相はこの日昼食室で並んで座り短く対話した。安倍首相は朴大統領に「韓日中3カ国首脳会議での手厚い接待と歓待に感謝する。首脳会談以降日本国内の雰囲気が改善され良くなっている。両国関係改善のモメンタムが続けば良いだろう」という趣旨で話したと青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官が伝えた。朴大統領も「そうなることを期待する」と答えた。主宰側がアルファベット順で席を配置し両首脳は15日の昼食会と首脳会議第1セッション、16日の首脳会議第2セッションと昼食会で相次いで並んで座った。

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    朴大統領、米国に利上げ自制を要求

    2015.11.17 09:20
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    朴槿恵大統領が15日午後、トルコ南部アンタルヤで英国のキャメロン首相(右)と会談をしている。朴大統領は「国際社会のテロ清算努力に参加するだろう」と話した。朴大統領は16日に次の日程であるアジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のためフィリピンのマニラに向かった。
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