【時視各角】2017年まで皆生き残っていよう=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.19 08:08
先週、久しぶりに友人10人と昼食を取りながらナプキンでアンケート調査をした。「韓国の最も根本的な問題は何か」が主題だった。李完九(イ・ワング)首相承認? 30%に落ちた大統領支持率? どれも違う。経済民主化や増税? それでもない。10人中6人は「家計ローン」を挙げた。2017年ごろに押し寄せる途方もない“津波”に皆の表情が固まった。それも私たちが統制することはできない米国のために…。米経済が過度に強すぎるということだ。
現在、韓国の家計ローンは1060兆ウォン(約113兆5300億円)。それでも基準金利が2%だから持ちこたえていて、延滞率も0.49%と史上最低値だ。だが、視線を転じて米国を見ると、全く違う世界が広がっている。米失業率は8年ぶりの最低値である5.6%で、完全雇用に近い。昨年成長率も2.4%だった。ゼロ金利や量的緩和、シェールガス革命などが複合的に作用したおかげだ。もちろん米国インフレは2%を下回る。だが、米通貨当局は国際原油価格の急落とドル高の錯覚現象とみている。