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【コラム】南シナ海事態には「沈黙が金」だ=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.13 09:28
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1940年代に太平洋戦争が終わって中国に共産党政府が樹立されながら米国の前には2つの差し迫った課題が置かれていた。1つはソ連と中国を封じ込めること、もう1つは日本を経済的に復興させて米国の「アジア兵たん基地」にするということだった。トルーマンとアイゼンハワーの2つの行政府でディーン・アチソン、ジョン・フォスター・ダラス、ジョージ・ケナンらは米国を軸(Hub)にして韓米、米日、米・台湾、米・フィリピン、米・タイとの安全保障条約と基地協定を扇の骨(Spoke)にする米国主導のアジア太平洋の新秩序を作り出した。これら冷戦の十字軍戦士らが作った新秩序に力づけられて東アジア地域は過去70年間韓国とベトナムで2回の大きな戦争をしても安定の中で繁栄を享受してきた。

今、米国と中国が高度な神経戦を行っている南シナ海事態は、アチソンとダラスとケナンらが積み上げてきたアメリカ中心主義秩序に対する中国の正面挑戦だ。南中国の海域の大きさは韓半島(朝鮮半島)の12倍を超え、隣接する国は台湾まで含めて7カ国だ。この広い海域には250~3000の島、岩、珊瑚礁、砂浜、引き潮の際に現れる砂浜がそろっている。水深3000メートルの海底には石油とガスが開発を待っている。戦略的価値としては水深があまりにも深くて米国艦艇が中国の潜水艦を探知するのが難しい。この海域が豊富な漁場であることは言うまでもなく、1年に5兆ドル以上の商品が通過する海上輸送路だ。韓国と日本が中東産油国で輸入する石油の90%以上がこの海域を通過する。

 
中国は80年代中盤、正確には85年に海軍の戦略を沿岸防衛から遠洋防御に切り替えた。中国は南シナ海をU字型で囲んだ9段線を引き、その中に入る島々、岩石、砂浜、珊瑚礁に対する領有権を主張しながら海を埋め立て、人工島を作り続ける。そのようにして作った人工島を基準に12カイリ領有権を主張するとフィリピン・ベトナム・マレーシアが反発する。南シナ海の最も大きな2島、南沙諸島(Spratly)と西沙群島(Paracel)が特に紛争の焦点になっており、米国がフィリピンとベトナムを支援しながら中国を牽制する。


【コラム】南シナ海事態には「沈黙が」だ=韓国(2)

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