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【寄稿】G20、誰もが勝つゲームのルール作るべき…韓国副首相兼企画財政部長官(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.12 16:24
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韓国はG20がこうした役割を成功的に遂行し、世界経済が成長できる解決法として次の3つを今回のG20首脳会議で提示しようと思う。

最初に、各国は構造改革をはっきりと履行することによって成長潜在力を拡充しなければならない。マクロ政策を時期適切に運営することも重要だが、それだけでは充分ではない。構造改革で実力を育て、革新を成し遂げなければならない。それでこそ閉じられていくグローバル成長の場を再び開放できる。

 
2番目、世界的なつながりと開放を通したシナジー創出だ。国と国をつなぐインフラ投資および国際貿易の活性化を通じて新しい雇用を創り出し、隠されたチャンスを発掘しなければならない。特にユーラシアは潜在力を生かすことができないチャンスの地だ。ユーラシア物流ネットワークを構築し、エネルギー協力を加速して新しい雇用と投資の機会を創り出せる。各国のこのような戦略を連係すれば、より多くのシナジーを出せるだろう。交易鈍化にも積極的に対応しなければならない。G20は貿易円滑化協定の早期発効のために努力し、2国間および地域貿易協定が多国間貿易体制を強化する方向で運営されるようにしなければならない。

3番目、国際金融リスクを管理しなければならない。2008年の危機以降、G20は危機予防に努力してきたが決して安住してはいけない。危機は私たちが分からなかったとか、そこまで関心を傾けることができなかった部分から始まった。1944年のブレトンウッズ会議当時、ルーズベルトは「経済的な病気は伝染性が高いので、1つの国の経済的な健康状態は近くても遠くても隣国の関心事になることは当然だ」として国際共助を導いた。来年には米国の金利引き上げにともなう新興国リスクと原油価格下落の持続にともなう産油国リスクが懸念されている状況だ。こうした変化する国際金融の環境を反映してG20の首脳たちはさらに細やかで堅固なグローバル金融安全網構築の作業に着手しなければならない。

G20が直面しているやるべき事は、成果につながるまで時間がかかるものたちだ。しかし、やらなければならない事というのはそれまでだめだったことに対して「できる方法」を探す過程だ。今回のG20首脳会議が世界経済に希望を与えた会議として記憶されることを期待する。

崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)副首相兼企画財政部長官


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