韓米首脳会談以降「南シナ海発言」強くなった外交安保ライン(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.09 09:56
韓国政府の外交・安保トップの南シナ海関連の立場の公開表明が相次いでいる。内容自体はこれまでの政府の立場そのままだが、発言の形が以前よりも積極的だ。
尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は5日(現地時間)、ルクセンブルクで開かれたアジア欧州首脳会議(ASEM)外相会議のリトリート(自由討論)セッション発言で「南シナ海は世界の主な海上交通路の1つとして、韓国にとっては輸入エネルギーの90%と全体交易量の30%が通過する重要な海域」としながら「皆に恩恵を与える公共財として同海域での航行と上空飛行の自由が保護・尊重されることが必須」と話した。また「このような脈絡で韓国政府は国際的に確立された行動規範と2国・多国間次元の関連公約・合意によって紛争が平和的に解決されなければならないという点を強調し続けてきた」と述べた。「航行と上空飛行の自由」は米国が特に強調している内容だ。王超中国外交部副部長が見守る前での発言だ。