<加速する韓国ゾンビ企業リストラ>(下)日本は16年前に導入した「ワンショット法」…韓国は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.04 16:33
大宇(デウ)造船海洋の業績悪化は韓国製造業の現状を見せている。「円安」を背にした日本と、物量攻勢を前面に出した中国の間で、韓国のこれまでの主力産業の相当数が路頭をさ迷っている。昨年、国内製造企業の売上額の増加率がマイナス1.6%を記録して史上初めて減少したのも、その余波だ。製造業の不振は輸出急減につながった。今年に入ってから輸出は後退し続け、成長率を浸食している。
相当数の企業が体験している困難が、個別企業の競争力レベルではなく産業構造的な問題から始まっているという意味だ。死後の処方せんではなく、先制的な構造調整である「事業再編」が急務だという指摘が出ている理由だ。キム・ジョンシク延世(ヨンセ)大学経済学部教授は「国内の主要産業が構造的な供給過剰の中で中国との競争で徐々に追い込まれている」として「よくない部門は果敢に整理して有望分野を育成する案がつくられるべきだ」と話した。