昨日の成功は忘れよう…「セルフ革新」企業だけが生き残る=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.28 09:50
27日午前7時、ソウル朝鮮ホテル。韓国経営者総協会フォーラムに中堅・中小企業の最高経営責任者(CEO)100人余りが集まった。前日発表されたサムスンとハンファのビッグディールが最も大きな話題だった。しかし表情は明るくなかった。「韓国経済緊急診断」と書かれたフォーラムのテーマがCEOの心情を代弁しているかのようだった。企業の事情をよく知る3つの経済団体の副会長間の討論からは切迫した状況が感じられた。イ・スンチョル全国経済人連合会副会長は「不況がゆっくりと近づき、不況を認識できなかった人が多い」と話した。イ・ドングン大韓商工会議所副会長は「2011年以降、韓国経済の四半期の成長率は0%台」と指摘した。キム・ヨンベ韓国経営者総協会(経済人総連)副会長(会長職務代行)は「企業の変身を妨げる規制があまりにも多い」と指摘した。3人はともに「果敢な変化が必要だ」と口をそろえた。
韓国経済が岐路に立っている。変わるのか、それとも止まるのかだ。サムスン-ハンファのビッグディールは選択を催促する引き金となった。クォン・テシン韓国経済研究院長は「今回のビッグディールは企業が自ら構造改革をし、競争力を高め、そうしてこそ生き残るという点を見せた」と評価した。