中国の景気鈍化に警告音…追加浮揚策の可能性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.15 09:32
中国の生産者物価が43カ月連続で下落した。消費者物価上昇圧力も弱まっている。景気鈍化に対する警告音が大きくなるシグナルだ。このため中国政府が追加浮揚に乗り出すとの見方が強まっている。
中国国家統計局は14日、9月の消費者物価指数(CPI)が前年同期比1.6%上昇したと発表した。8月の上昇幅2%と市場予想値の1.8%を下回る数値だ。物価上昇の勢いが一段と弱まったのは豚肉と野菜など食品価格の上昇が停滞した影響だ。食品価格上昇率は前月より1ポイント下落の2.7%を記録した。ブルームバーグは「CPI上昇の勢いが弱まり政府目標値の3%との格差が大きくなっただけに中国人民銀行が金利引き下げなど景気浮揚措置に出る余地は大きくなった」と伝えた。