<ロッテ経営権紛争>父を前面に出して…辛東主、韓日で反撃訴訟
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.09 09:25
ロッテグループ経営権紛争で追いやられた辛東主(ロッテシン・ドンジュ、重光宏之)前日本ロッテホールディングス副会長(61)が訴訟を通した反撃に出た。弟の辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長(60)の勝利で終わったとみられていたロッテグループの経営権紛争が法廷に移されて長期化する兆しだ。辛前副会長は8日、ソウル小公洞(ソゴンドン)の朝鮮ホテルで記者会見を行って、辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)総括会長(94)の直筆の委任状を受けとって韓国と日本で訴訟を提起したと明らかにした。
韓国ではホテルロッテとロッテホテル釜山(プサン)を相手に自身の理事解任に対する損害賠償請求訴訟を、日本では新総括会長のロッテホールディングスの代表権および会長職解任に対する無効訴訟を起こした。7月末の理事会招集の手続きを省略したまま新総括会長を解任するには在籍理事の監査・同意が必要だが、理事会の一員である総括会長の同意がなかったというものだ。