科学分野ノーベル賞、日本「疾走」、中国「崛起」…流行する研究だけにR&D予算出す韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.07 13:17
中国伝統医学研究院の屠ユウユウ氏が中国国籍の科学者として初めてノーベル医学賞を受賞して目を引いている。彼女は1985年、中国東晋時代の伝統薬草書からヒントを得てケトンスク(ヨモギの一種)と呼ばれる草からマラリア治療薬の成分を見つけ出した。この治療薬のおかげで世界で年間100万人以上が命を救われることになった。科学界は屠氏の今回の受賞が最近、宇宙開発をはじめ科学技術で「崛起」を見せた中国が、基礎科学でも実力をあらわした事件として受け止めている雰囲気だ。
◆伝統医学の壁ない中国
中国は1997年、基礎科学育成のための「973計画」を出した後、科学論文の引用索引(SCI)論文が毎年平均19%ずつ増えている。今はSCI論文数では米国に次いで世界2位だ。江沢民・胡錦濤元主席をはじめ習近平主席ら中国指導部は基礎科学の熱気を直接先頭に立って導いている。