【社説】VW排ガス操作疑惑、徹底的に調査せよ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.25 10:38
米国で排出ガスの量をだましていたことが明らかになったフォルクスワーゲン(VW)の車種に対し韓国政府が昨日、調査に着手した。平沢(ピョンテク)港から通関したフォルクスワーゲンのゴルフ・ジェッタ・ビートルとアウディA3の1台ずつを無作為に選んで実験室と道路で精密検査を行うという。国土交通部も一部の車種に対して燃費を再検証することした。
問題になったエンジン電子制御装置(ECU)ソフトウェアが国内の販売車両にも使われているかはまだ確認されていない。だが同じエンジンを搭載しているフォルクスワーゲン車だけで国内に最大6万台輸入されたと推定されている。これらの車両が名目上の排出量より最大40倍に達する大気汚染物質を吹き出していたとすれば、ただ事ではない。自動車メーカー1社の道徳性を超えて国家的な環境問題になりかねない。今回の調査が徹底してしっかりと行われなければならない理由だ。国内で販売されている100種余りのディーゼル車もやはり似たような問題がないか確認してみなければならない。