【社説】日本が集団的自衛権行使するには周辺国の信頼得なくては
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.09.20 13:11
集団的自衛権行使を認める日本の安保法案が結局成立した。きのう未明に自民党は参議院本会議で野党の反発を押し切って関連法案を通過させた。日本は軍隊を保有し必要に応じて武力を使用する正常な国にならなければならないという安倍晋三首相の考えが貫徹されたのだ。
安倍首相の言葉通り、正常な国なら集団的自衛権の制度化と行使が問題になることはない。国際的にも認められた国固有の権限だ。だが日本は侵略戦争を起こした戦犯国で、1945年に連合軍に無条件降伏し武力行使の放棄を明記した平和憲法を採択した。集団的自衛権行使はこの憲法に反するというのが日本国内の専門家の大半の意見だ。改憲するには現実的な障壁が高いため、憲法を迂回するために作ったのが今回の安保法制だ。