<文化が力だ>(4)韓国企業文化、今こそ変えよう…ゲーム1位ネクソンの競争力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.01 14:32
先月30日、ゲーム企業ネクソンの京畿道板橋(キョンギド・パンギョ)の本社事務所では短編映画『ヒーロー』の撮影の真っ最中だった。主演俳優も監督も、撮影スタッフも全てネクソン社員だ。今年1月に始めた20週過程の短編映画制作プログラムの受講生だ。演出をつとめるイ・ミヨン(30)シニアプログラマーは「ゲーム開発者の人生と愛を描いたシナリオも、私たちが書いたもの」としながら「下半期には全社員を対象に試写会を開く」と話した。2012年に導入した油絵・ジャズバンド・陶芸・トレッキングなど45の文化芸術体験プログラム「ネクソンフォーラム」の一環だ。
昨年までネクソンの代表作『メイプルストーリー』の開発を総括したコ・セジュン(35)ディレクターは、業務をさし置いて最近5カ月間、自分だけのゲーム開発に没頭した。ネクソンは昨年3月から新しいゲーム開発をしたい社員は誰にでも「6カ月間したいことだけしなさい」として時間を与える「インキュベーション室」を運営中だ。コディレクターは「開発10年目にして新しい挑戦をすることになった」として喜んだ。このように「無限の自由」を与えられた30余りの開発チームのうち10チームの作品がまもなく製品化される予定だ。