【時視各角】朴槿恵の強硬姿勢に慌てた金正恩(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.25 14:33
衛星写真にはケモリの放射砲6門のうち2、3門の前に推進装薬の燃焼跡が見えない。報復砲撃で無力化されたのだ。これにより50余発の追加発射が阻止され、付近の田畑に落ちた弾着群もほとんど偏差なく100メートル以内に落ちた。茂島陣地の幕舎も相当な被害を受けた。立場を逆にして、もし我々が先攻したり観測兵・無人偵察機の誘導を受けたとすれば、北朝鮮陣地は粉砕しただろう。
北朝鮮の砲は事実上、屑鉄の塊りと変わらなかった。あまりにも古いうえ、地下坑道の湿気で砲身の腔線が摩耗したり錆ついたとみられる。一方、ケモリ陣地に繊細な三角形の弾着群を作った40億ウォン(約4億円)のK9は北朝鮮の砲兵にとっては鳥肌が立つ武器だ。今回のDMZ報復砲撃にまさにそのK9が動員された。TOT(Time On Target:発射角を別にして同一標的に同時に3-5個の砲弾を落とす)射撃までしたとすれば凄じいものになったはずだ。ゴムひものぱちんこに向かってM16を自動で攻撃したようなものだ。追加挑発の意欲を失わせるのに十分だ。