【コラム】謝罪要求は、もうそれぐらいにして=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.18 11:23
彼は反省とおわびに言及しながらも、その対象を「先の大戦での行動」に限定した。植民地支配は対象からはずれている。戦争の陰で名誉と尊厳を傷つけられた女性を取り上げながらも日本軍の慰安婦は口にしなかった。内鮮一体の皇国臣民であり、内地人だった朝鮮人に対しては謝罪することはないという認識の発露だったのだろう。安倍談話について韓国と中国で、水増し・幽体離脱・間接謝罪・形だけ謝罪といった批判が出てくるのは当然だ。
安倍首相は「侵略に対する定義は定まっていない」と公言して、侵略戦争の象徴である靖国神社をこれ見よがしに参拝した人物だ。そんな彼にで期待できる「最大値」が何なのかを、安倍談話は明らかに見せた。A級戦犯を母方の祖父に持つ彼の限界だ。これ以上、彼に謝罪を要求するのは無理だ。