ウォン下落幅、アジア新興国で2番目に大きい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.16 11:10
ギリシャ問題に続く中国の人民元切り下げの余波でウォンの下落速度が他の新興国通貨よりはるかに速かったことがわかった。ウォンが下がれば韓国の輸出には役立つが速度があまりに速ければ外国人投資資金の流出を招く恐れがあるとの指摘が出る。
14日の韓国銀行経済統計システム(ECOS)によると、ギリシャ問題と人民元切り下げが続いた7月1日から8月13日の間にウォンは1ドル=1115.5ウォンから1190.8ウォンに6.8%下落した。アジアの新興国の通過のうちマレーシア・リンギットの7.0%に次いで2番目に大きい下落幅だ。タイ・バーツの4.3%、インドネシア・ルピアの3.4%、人民元の3.0%よりも下落幅が大きかった。人民元切り下げ直後の12~13日の2日間にウォンの下落率も2.4%で人民元の2.9%、ルピアの2.6%に次いでアジア主要国で3位だった。