【中央時評】鈍感な大統領、軟弱な軍隊(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.12 17:09
地雷の爆発は延坪島(ヨンピョンド)砲撃以来5年ぶりに発生した北朝鮮の軍事挑発だ。その間、5、6回のサイバーテロがあったが、武力攻撃はなかった。今回の事態は深刻だ。金正恩(キム・ジョンウン)の最初の挑発であり、韓国哨戒艦「天安」奇襲を繰り返すものであり、3段階報復打撃という韓国の意志をテストするためだ。
過去10年間、この国の指導者は罪のない若者を敵の攻撃に捧げた。2002年の延坪海戦当時、金大中(キム・デジュン)政権は兵士に「先に撃つな」と述べた。敵が国境線を越えて砲を向けても撃たないということだった。2010年には韓国哨戒艦「天安」が攻撃を受けた。奇襲は防ぐのは難しかったが、報復は可能だった。しかしできなかった。魚雷を発見してもできなかった。8カ月後、敵がまた挑発した。今度は島の村が燃えた。にもかかわらず李明博(イ・ミョンバク)大統領と軍指揮部はまともに報復できなかった。1000億ウォン(約106億円)のF-15を飛ばしながらも何もできなかった。ヘルメットのひもが燃えても海兵は勇敢に戦った。軍隊に行っていない大統領は地下壕で限りなく軟弱だった。