<ロッテ経営権紛争>1カ月間に3回解任された辛東彬…「手書き指示書」に最も衝撃(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.06 08:05
「1カ月に3回解任された会長」。辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長(60)のことだ。経営権紛争に巻き込まれた辛東彬会長は、創業者であり父である辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)総括会長(94)から7月の1カ月間に3回も解任書を受ける不名誉を抱いた。ロッテによると、辛東彬会長は父の7月17日付の「手書き解任書」に特に衝撃を受けたという。
辛東彬会長と後継の地位をめぐり衝突した兄の辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前日本ロッテ副会長は先月31日、誰かが手で書いた文書を公開した。この文書には「7月17日付で長男の辛東主を韓国ロッテグループ会長に任命する。次男の辛東彬をロッテグループ後継者として承認したことはない」という内容が書かれている。「総括会長辛格浩」というサインと印もあった。文書通りなら辛東彬会長が日本ロッテ代表に就任(7月15日)してから2日後、任命権者の辛格浩総括会長がこれを否認したということだ。