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【コラム】エリオットの槍、サムスンの盾(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.31 17:14
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「牛を失う前に急いで牛小屋の手入れをしよう」。第一毛織とサムスン物産の合併案が紆余曲折の末に株主総会を通過すると、すぐに出てきた声だ。天下のサムスンさえも外国資本の餌食になるところだったほどに、韓国企業の経営権の防御装置がお粗末だという心配からだ。

大株主が持つ持分には、一般株主よりもはるかに多数の議決権を与える「差別議決権制」や、経営権を威嚇される時に既存の株主に市価よりも安く株式を買う権利を与える「ポイズン・ピル(新株引受選択権)」が代案として議論される。米国や欧州・日本は前もって導入していたが国内だけで規制しているということだ。さらに相当数の国内の大企業が、ちょうど経営権継承という宿題を抱えている。継承を繰り返すほど持分率は落ちるほかないのに、経営権を守ろうとすれば企業ハンターの標的になるのが常だ。ロッテグループの兄弟間の経営権紛争もやはり国内企業の支配構造の脆弱な素顔を赤裸々に見せている。

 
しかし国内企業にも外国からは見物しにくい強固な「盾」がある。愛国心に徹した少数株主だ。ちょっとやそっとの「槍」では突き進めない。今回のサムスン物産とエリオットの票対決でもサムスンを守ったのは少数株主の票の集中であった。「私が少し損をしても国内企業が外国資本の犠牲になるのは見ていられない」という共感が少数株主を結集させた。お金を手放しお金を食べるゲームに飼い慣らされたエリオットとしては、このような光景に内心仰天していたのだ。少数株主は普段は無用の者の扱いを受けても、外国資本の攻撃が始まれば間違いなく皆でかたく団結して国内企業の守護天使になってきた。

ところで愛国心にも有効期間がある。トイレに入る前と後のように、顔の表情をさっと変えることが頻繁になれな有効期間も短くなるほかはない。

さらに行き過ぎた愛国心マーケティングは、ややもすると排他的な国粋主義と誤解を招くにはぴったりとなる。エリオットに驚いて株主の行動主義ファンド全体を「いいとこ取り」だけに没頭したら投機資本としてまとめて売り渡すことも長い目で見ればサムスンはもちろん国益にも役立たない。サムスンはグローバル企業だ。韓国は輸出で生きている国だ。今後も伸びていくには外国資本を排斥してはいけない。国内法によって合併に反対したエリオットを「ユダヤ系」などといって人種主義的にまでけなした一部メディアの態度は自ら足の甲を突き刺す可能性もある。


【コラム】エリオットの槍、サムスンの盾(2)

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