828メートルの最高層ビル、52度傾いたホテル…施工は韓国が最高
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.11 09:33
2013年6月、双竜(サンヨン)建設に国際電話がかかってきた。マレーシアで最先端ホテルを作っていたインドネシアの会社だった。当時は図面上に存在するだけで、1度も建てたことのない建物だった。インドネシアの会社では実際に設計通りに施工が可能なのかの検討が切実だった。双竜建設は同年8月から年末までの検討作業を経て、設計図に合う施工法を考案して出した。するとインドネシア会社は経営再建中だった双竜建設に8100万ドルの工事を快く任せた。
双竜建設のイ・サンヨプ理事は、「双竜建設は韓国国内よりは海外で難しい建築物をうまく作ることで有名だ」と説明した。双竜建設はシンガポールでも52度傾いたホテルを作り話題となった。世界の有名建設会社が不可能だとあきらめた建物だった。
「選択と集中」。海外建設市場進出50年で韓国の建設会社の施工技術力が世界最高になった秘訣だ。内外で磨いた経験に基づきそれぞれの特技を集中開発した。韓国の建設会社が▽世界初▽世界最大▽世界最高のタイトルをひとつ以上ずつ持つようになったのもこのおかげだ。現存する世界最高層ビルのブルジュ・ハリファを作ったサムスン物産はマレーシアや台湾で超高層ビルを作り技術を蓄積した。そのおかげで世界で初めて地上601メートル、158階までコンクリートを圧送するのに成功した。これまで日本と台湾の企業が持っていた最高記録の地上450メートルを一気に150メートルも上回った。