【コラム】韓・中は何を以て近づくのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.15 09:16
中国大陸の渇きは大きく3つの河川が解消する。北側の黄土高原を黄河が流れるなら、中部の広い平原には長江が貫く。南側を潤すのは珠江だ。珠江が海に流れ込むところに中国改革・開放の象徴、珠海がある。珠海は1970年代末、中国が竹のカーテンを崩して改革・開放に進む時、深センとともに指定した4大経済特区の一つだ。
習近平が2012年に中国共産党総書記に選出された後、1カ月も経たないうちに最初に訪問した地方都市が広東省の深センと珠海だ。習近平は深センを訪問してトウ小平の銅像に献花した後、珠海に駆けつけ、より大きな開放を試みている横琴自由貿易区運営構想を聴取した。トウ小平の改革・開放路線を堅持するという意志を対内外的に明らかにしたのだ。